ギャバの効能と効率のよい摂取方法

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GABA(以下ギャバ)の持つ効能や効果には、一体どのようなものがあるのでしょうか。それにはまず、ギャバというものがどのように成り立っているのかを、簡単にみていきましょう。

そもそも、一般的に知られている「ギャバ」という呼称は、正式名称である、Gamma-Amino Butyric Acidγ(γ-アミノ酪酸)の頭文字を取った略称です。最近では、TVなどのメディアでも、その名を聞くようになりました。

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コンビニなどでもGABAチョコレートをよく見かけます。手軽に手に入るから、仕事で疲れた時などの補給に便利。
バクバク食べるようなものでもないので、サプリメントのような感覚でご賞味あれ!

ギャバは、私たちが普段飲んでいるお茶などにも含まれています。緑茶はカテキンやビタミンCといった有効成分も合わせ持つので、お茶が好きな方ならギャバをお茶から効率よく摂取することも可能ですね。
その他、チョコレートを始め、乳酸菌飲料やコーヒー、醤油など、結構いろんなものにギャバは含まれています。

[効能・効果]こんな働きがあります

実は、ギャバはアミノ酸の一種です。アミノ酸と聞いてピンとくる方もいるかもしれませんが、ざっくりと言ってしまうと、アミノ酸には疲労・ストレス回復効果のような作用があります。

具体的にギャバに置き換えて説明すると、人間の脳内におけるアドレナリンやドーパミンといった興奮性の神経物質を、ギャバの持つ効能で「刺激が伝わらない(抑える)ようにする」という働きを持ちます。

現在では、主に精神安定剤などの不安抑制薬などに、ギャバの効能成分が使用され、血圧の上昇を抑えたり、精神的イライラ感の緩和などに一役買っているようです。
また、脳内細胞の代謝機能が活発化され、肝臓機能や肥満の防止などにも効果的に働くため、健康面だけでなく、ダイエットにも効果的であるとの見解も強まっています。

主なギャバの効能・効果のまとめ
  • 動脈硬化の抑制
  • 精神的安定(イライラ感、不眠改善など)
  • アルツハイマー病の改善
  • 血圧降下作用
  • 生活習慣病を予防
  • 肥満、中性脂肪の増加を抑える(ダイエット効果)

※「効能」と「効果」という言葉の、本来持つべき意味合いは異なるかと思いますが、当サイトでは便宜上、区別化はしておりません。正確には、備え持っている能力に対しての「効能」、後発的に生じる作用を「効果」と区別されるかと思います。どうぞご理解下さいませ。

一日の摂取量の目安~ただ摂ればいいというものでもなかった!

お米

ギャバの摂取量としての目安は、1日に10~20mgを摂るのが望ましいとされています。ただ、ギャバは2時間程度しか体内に残らない為、その効能の持続時間の短さがネックです。

手軽で魅力的な効能を持つギャバですが、実は、少量でもその効果を発揮するため、やはりサプリメントやチョコなどで、少量をまめに摂取するのが最も効率的でしょう。眠れない時や精神的にイライラが激しい時には、普段より多めに摂るとよいと思います。

ギャバを効率よく摂取できる食品。迷ったら発芽玄米で大丈夫!

ギャバを効率よく摂取できる食品として、最も有名なのが『発芽玄米』です。玄米そのものにも多くの栄養素が含まれていますが、発芽させることによって、玄米の栄養価は格段に上がります。

発芽後の保有量に関して見ると、普通の玄米に比べ5倍ほど増えるので、効率よくギャバを摂取するなら、発芽玄米は欠かせません。それだけでなく、玄米では吸収しにくい鉄分、マグネシウム、カルシウム、およびミネラルといった有効成分も、発芽玄米なら容易に吸収することが可能なのです。

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ギャバを多く含む食物に、紅麹、茶、野菜類、果物類などが挙げられますが、保有量の豊富さであれば発芽玄米が群を抜きます。

玄米には好き嫌いがあるかもしれませんが、普段の食事に玄米を取り入れることで、ギャバを取り入れることができるのは大きな魅力です。
効能や効果を考えた場合、現在のストレス社会において、ギャバは現代人に必要不可欠な成分です。発芽玄米などを毎日の食事に取り入れ、効果的に摂取するように心がけましょう。

ギャバのサプリメントは、飽きがこないほど種類が豊富!

ギャバサプリメント

ギャバはチョコレートなどでも摂取することができますが、チョコなどの甘いものが嫌いな方もいらっしゃるかと思います。チョコがダメという方は、サプリメントでギャバを補給するのがおすすめです。チョコレートと同じ価格帯(1,300円程)で販売されているので、色々と試してみるのもいいかもしれませんね。種類が豊富なので飽きがきません。

私の場合、ギャバのサプリメントは、チョコの補助的な意味で使用していますが、チョコと同じく手軽なので、いつもギャバサプリは欠かせない存在となっています。