炊飯器を使った玄米の炊き方について

炊きたての玄米

玄米の炊き方には圧力鍋や土鍋を使った方法が一般的で広く認知されていますが、炊飯器でも十分に玄米をおいしく炊くことができます

最近では市販の炊飯器でも「玄米炊きボタン」が付いている炊飯器も多く、それほどの手間無く玄米をおいしく炊けるようになりました。

個人的には圧力鍋や土鍋などで炊き込んだものに比べると少し硬さが残るかなと思いますが、それは「工夫やコツで補えるもの」です。

また、玄米炊きボタンの無い炊飯器であっても、玄米をお水に浸す時間などを工夫することでそれなりに上手に炊くことが可能です。

ここでは炊飯器を使った玄米の炊き方についてご紹介していきます。

炊き方の手順【炊飯器編】

STEP1
まず玄米を洗米します。その際、白米を洗米する時のようにゴシゴシと洗う必要はありません!
具体的には、玄米に付いている汚れやゴミをサッと水で洗い流し、その後、優しく手で包むようにもみ洗いします。これを「拝み洗い」といいます。
これを2~3回繰り返します。
ワンポイントアドバイス

玄米にはカルシウムが豊富に含まれているので、炊き上がると多少独特の苦味が感じられることと思います。
この苦味が気になるという方は、玄米を炊く際に塩を一つまみ入れると、苦味が中和されおいしく炊き上げることが出来ます。

STEP2
次に玄米を炊飯器で炊く工程に入りますが、炊飯器に「玄米炊きボタン」が付いている場合は水量を調節してセットすればOKです。
ただ、すぐに炊き始めるのではなく、数時間(2~3時間ほど)は水に浸しておくとよいと思います。少しでも玄米の炊きあがりのゴワゴワ感を無くしたい方はぜひ実践してみて下さいね。
STEP3
「玄米炊きボタン」が付いていない炊飯器の場合は、洗米後に長時間水に浸けておく必要がある(およそ7~8時間)ので、前日に作業を済ませておくのがよいと思います。
炊く際に使用する水

私の場合は、前日に水道水で浸け、炊く直前にミネラルウォーターで玄米を炊くようにしています。

前日に浸けた水道水でそのまま炊いても衛生上は特に問題ないとは思いますが、玄米を炊く際はミネラルウォーターで炊くようにしているので、私は少し手間をかけるようにしています。(* ̄∇ ̄*)

STEP4
炊飯器にもメーカーによってさまざまなタイプがありますし、玄米を炊く際の水の適量を判断するのは難しいのですが、およそ玄米の1.5倍ほどを目安にしてみてください。
それから実際に玄米を食べてみて、ご自分にあった水分量を少しずつ調節していくのがベストだと思います。

なお、玄米炊き対応の炊飯器であれば、釜の側面に目安が表示されているのでそちらを参考に!